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NEW! 088 玄関マット M / 曽田耕 / グレー(鉄染め)

12月28日によく見かけていた門松を、先日見かけました。
12月8日の「事始め」は以前から知っていたつもりでしたが、お正月の準備をはじめる「事」なのですね..
地域や生業によって言い方が違ったり、2月8日だったりするのもまたおもしろいです。
偶然ですが、そんな新年に向けて身の回りのものを新しく変える時期に、ぴったりな新製品入荷のお知らせです。
床(とこ)材でつくる玄関マットのMサイズに、新しく鉄染めのグレーが加わりました。 

↑新色 グレー(鉄染め)

床(とこ)とは、表皮がなく、荒い目で強度が低いとされ、芯材として使用される事が多い材料です。 
一般的に目に触れる機会が少ない材料で、様々な種類と厚みがあります。 
トートーニーで使用している床材は、ピット槽という古の方法で鞣されている革です。 

かっこいい素材なので、普通にプロダクトとして活かせないものかと考えていたのが10年近く前のこと。 
そんな事も忘れそうになるくらい、時間の経過と共に作業場の床板が汚れていきました。 
玄関マットを探したところ、市販のものは分厚いものしか見つけられず、作業場の構造と相性が良くありませんでした。
「もう少し薄くていいのにな」と購入を断念したとき、所謂あの点とこの点「床材は玄関マットにピッタリ」とつながりました。 
そんなきっかけから、厚み1.6〜1.8mmをベルト状に裁断し、交互に組み合わせた製品
玄関マット(合計厚約 3.2〜3.6mm)が出来上がりました。

↑玄関マットM / ナチュラル  サイズ(cm): 60×60

↓左(下):グレー(鉄染め)、右(上):ナチュラル

大掃除の進み具合が滞っています。
サーキュレーターとゴミ箱を洗って、その日は疲れてしまいました。
2月8日までにひと通り終わろう、と心に決め計画は練り直そうと思います。
2025年12月8日、門松を飾れるような、計画にしたいです。
いや、その壮大にしてしまうのが失敗の元なのかも。
みなさまはどのようにされているのかしら。

(文/カンダ)