
079 鹿革ポケットTシャツ
新年度から1ヶ月が経ち、緊張から一息つける連休ですね。
田植え、草むしり、衣替え、遠出、春の大掃除、みなさまどんなお休みでしたでしょうか。
天気予報に、30度の数字が見え始めてきたので、Tシャツのことを少し記します。
オーガニックコットンTシャツは、現在M/L 2サイズ展開ですが
今夏より S/M/L/XL/XXL 5サイズ展開となります👕
入荷しましたら改めてまたご案内しますね。
着用サイズ Lサイズ



Tシャツ自体ではなく、鹿革についても少し。
シカによる林業・農業へ与える「獣害」は、この20年間で約9倍に増えていると考えられています。
ニホンオオカミがいなくなったこと、シカ革・シカ肉の需要が減り、捕獲数自体が減少したこと、
ハンターの高齢化と減少、シカの繁殖力の高さ、温暖化などの影響で積雪が減りシカの行動範囲が広くなったこと、
様々な要因が、シカ増加の原因と考えられます。
シカによる被害は農作物や森林への食害に留まらず、車道へ飛び出してくるシカとの自動車事故、
線路に侵入したシカとの電車事故なども起きています。
環境省では若手ハンターの育成を促したり、鳥獣捕獲業者を認定する制度を作ったりしていますが、
効果が出るまでには時間が掛かるようです。
Tシャツをデザインする前は、「獣害」という言葉に対し、ヒト目線な表現に感じていました。
リサーチするうちに、ヒトの都合がきっかけで、シカ増加の影響もあるかもしれないと考えるようになりました。
「皮」から「革」へ素材をつくる人がいるならば、自分ができる事があるかもしれないと、
真摯に咀嚼したいと考えるようになり、2022年に製品化となりました。
ただ「皮」から「革」への状況が変化し、継続的仕入れが現状では難しくなりました。
鹿革ポケットTシャツは、在庫がなくなり次第終了となりますこと、合わせてお知らせさせていただきます。

左はナチュラルな革本来の色味で、右はヤシャブシで染めた鹿革です。
クリーニングネットに入れ、洗濯機で洗っていただけます。
洗いを重ねるごとに、革は少しずつ硬化していきます。


はじめてひとり暮らしをした18歳。
4月は学生生活が目新しくてホームシック?という感じ。
ところがGWを過ぎたころ、急になんだかモヤっとやってきた気持ちがやってきました。いま思えば、おそらく5月病。
顎が動かなくなり、おにぎり1個食べるのに1時間かかったのを思い出します。
(文/カンダ)